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右開き?左開き?冷蔵庫の正しい選び方とは

生活家電

冷蔵庫を選ぶ際によく聞く「右開き」「左開き」。開き方の違いやそれぞれのタイプ別にメリット・デメリットをご紹介いたします。
ぜひ冷蔵庫を購入する際の参考にしてみてくださいね。

冷蔵庫の「右開き」「左開き」とは?

右開きの冷蔵庫

左側に持ち手があり、左から右に向けてドアが開くタイプになります。
つまり、右(方向)に開くのが右開きになります。
「右手でドアを開き、左手で中の物を取る」という動作がしやすいため、利きの方がオススメされることの多いタイプです。

右開きの冷蔵庫を開いている
冷蔵庫(右開き)

左開きの冷蔵庫

右側に持ち手があり、右から左に向けてドアが開くタイプになります。
つまり、左(方向)に開くのが左開きになります。
右開きとは逆で、「左手でドアを開け、右手で物を取る」という動作がしやすいため、左利きの方が使いやすいタイプとなります。

左開きの冷蔵庫を開いている
冷蔵庫(左開き)

(参考)右開き、左開きについて

逆に理解してしまっている方も多い「右開き」「左開き」ですが、実は多くのものに共通して使われています。家のドア、ドラム式洗濯機、書籍など…。

これを機会にしっかりと覚えておくと、もしかしたら思わぬところで役に立つかもしれません。

生活家電以外にも、色々なところで使われているんですね!

その他の冷蔵庫の開き方「観音開き」「両開き」

右開き・左開きの他にも「観音開き」、「両開き」のタイプがあります。

観音開きは、ドアが二つに分かれており、左右それぞれにドアが開くものになります。

冷蔵庫(観音開き)

両開きは、右開き・左開き同様、ドア自体は1つですが、左右どちら側からも開くことができるタイプのものになります。

それぞれの開き方「メリット」「デメリット」は?

右開き・左開きの「メリット」と「デメリット」

メリット

  1. 開閉がラクで中が見渡しやすい
    ドアが1枚のため、開いてすぐに中の物が見渡せます。
  2. 物が取り出しやすい
    見渡しやすいだけでなく、どこに物を置いても取り出しやすいです。
  3. 中の状態が来客者から見られにくい
    置き方によっては、冷蔵庫を開いた際にドアが目隠しになってくれるので、「家族以外には中を見られたくない」という方には心強いポイントです。
  4. ドアポケットの容量が大きい
    ドアが1枚のため、観音開きなどのタイプと比べてドアポケットの収納容量が大きいです。
    牛乳パックやペットボトル、各種調味料など、開いてすぐに取り出したい物などを多く収納することができます。

「ドアが1枚」ということによって便利な点がたくさんあるんですね!

デメリット

  1. 冷蔵庫前に広いスペースが必要
    ドアが1枚である分、開くときに前方に広いスペースが必要になります。
    「開くスペースはあるから大丈夫!」と思っても、さらに人が前に立つスペース分の余裕がないと開け閉めの際に不便が生じます。
  2. 間取りに左右されやすい
    冷蔵庫周りに壁があるかも重要な確認ポイントです。
    右開きの場合は、壁がすぐ右側にあると開きにくい、左開きの場合は、左側に壁があると開くにくいということがあります。
    また今は良くても、今後引越しなどで間取りが変わった際に使いにくくなる可能性もあるということを考慮しておかなければなりません。
  3. 冷気が逃げやすい
  4. 消費電力が大きい
    ドアが1枚であるため、観音開きと比べて外に冷気が逃げやすく、室内の温度が上がりやすいのも特徴です。
    一度上がった温度を下げる際に大きな電力が必要となるため、消費電力も大きくなってしまいます。
  5. 在庫が少ないことがある(左開き限定)
    一般的に左利きの方にとって利用しやすい「左開き」ですが、右開きと比べて全体的な需要が少ないため在庫が少ないことがあります。

ドアが1枚であることはメリットが多い反面、デメリットもあるんですね。

観音開き・両開きの「メリット」と「デメリット」

観音開きのメリット・デメリット

左右にドアを開くタイプのため、冷蔵庫前のスペースが狭くても大丈夫です。
また、1枚ドアと比べて冷気が逃げにくいので、消費電力が小さく電気代を抑えやすいです。

一方、デメリットは、左右のドアを両方開けないと中が見渡しにくいこと、冷蔵庫の両側にスペースの余裕がないとドアを開けにくいことが挙げられます。

また、ドアポケットが小分けになっているため、収納容量が少ないこともデメリットです。しかし、ドアポケットの仕切りが細かいことは、調味料などの小物を整理・収納しやすいというメリットにもなります。

冷蔵庫前のスペースが狭い方にはオススメですね。

両開きのメリット・デメリット

左右どちらからもドアを開けられるので、間取りに左右されることなく設置しやすいことが最大のメリットです。
特に、今後引越しの可能性がある方にとって、引越し先の間取りを気にしなくてもよいことは大きなメリットとなります。

また、キッチン側・ダイニング(リビング)側とどの方向からでも開けられるので、家事をしているとき、リビングでくつろいでいるとき、それぞれの生活導線に合った流れでスムーズに使用することができます

ただ、他のタイプと比べて、ドアの開閉に多少力が必要なため、ドアを開ける音が気になったり、閉める際に少し力が必要だったりします

賃貸の方や今後引越しする可能性のある方には、一番おすすめのタイプです!

結局どのタイプがいいの?

一人暮らしの場合

右開き・左開きのタイプがおすすめ

右利きの方は「右開き」を、左利きの方は「左開き」をまず最初に検討してみましょう。

その後は、設置予定場所の周囲を確認し、

  • 壁がどちら側にあるか
  • 設置したときに開きやすいのは「右開き」「左開き」どちらか

を確認して、適したタイプのものを購入してください。

二人暮らし以上の場合

観音開きがおすすめ
  • 大容量がよい
  • 冷蔵庫前のスペースが狭い

という方には観音開きがオススメです。
大容量かつ冷蔵庫の種類も多いので、間取りや用途にあったものを探しやすいです。

両開きタイプもおすすめ
  • 今後引越しをする可能性がある
  • 間取りに左右されたくない

という方には、両開きもオススメです。
その際は、ドアを開きやすいだけのスペースがしっかりとあるかは確認をしてください。もちろん右開き・左開きタイプも間取りや容量に合致したものがあれば問題ありません。

高価で頻繁に買い替えられないものなので、失敗した…!という思いはしたくないものですよね。また、毎日使うものなので少しでも使い勝手のよいものを選びたいものです。
それぞれのタイプのメリット、デメリットを参考に、ぜひご自身の納得のいく冷蔵庫を選んでみてくださいね。