一人暮らしにメゾネットをおすすめしたい理由!経験からわかるメリット・デメリット

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一人暮らしをする場合、一般的には1Kや1DK、1LDKなどの間取りを選ぶ方がほとんどだと思います。

そんな中で、できるだけコスパよく、広い部屋に住みたいという方にとっては、「メゾネット」タイプを選択するのもおすすめです。

実際に、私は一人暮らしをしている時に、1Kのメゾネットタイプに住んでいた経験があります。その経験をもとに、おすすめできる理由と住んでわかったメリット・デメリットをご紹介します。

一人暮らしでメゾネットはやめたほうがいい?

メゾネットとはどんな間取り?

メゾネットは、フランス語(maisonnette)で「小さな家」という意味を持ち、1つの住戸内に階段があり、2階以上のフロアを持つ間取りのことを指します。

通常のマンションやアパートはワンフロアで完結するのに対し、メゾネットは一戸建てのような構造になっているのが特徴です。

メゾネットとロフトの違い

メゾネットとよく比較されるのがロフト付き物件です。建築基準法において、その空間を「部屋」とみなすかどうかで違いがあります。

✔ メゾネット:居住空間が2階以上で構成されている部屋のこと。賃貸物件でも一戸建てのように1階と2階など複数のフロアがあります。

✔ ロフト:「天井高1.4m以下、床面積が直下の階の2分の1未満」のスペースのこと。建築基準法上は「部屋」ではなく屋根裏物置・収納という扱いです。

ロフトは居住を目的とした造りではないため、TVやエアコン用の電源コンセントがなく、通常のコンセントも設置は1箇所までと決められています。自治体によっても制限に違いがあり、コンセントが1箇所もない物件も多いです。

エアコンの設置ができないため、夏は暑く冬は寒いことと、天井までの高さが低く日常生活を送れるような空間ではないので、ロフトとメゾネットのどちらかで迷っている場合、基本的にはメゾネットタイプがおすすめです。

メゾネットのメリットとは?住んで分かったおすすめポイントを解説

メゾネットで一人暮らしをするメリット① 広く使えて、戸建て感覚で住める

1Kの間取りであっても、1階部分と2階部分に分かれているので、一人暮らしにとっては十分な広さが確保できます。

メゾネットで一人暮らしをするメリット② 階層で部屋の用途を分けられる

メリット①に関連して、メゾネットの利点として階層で部屋の用途を分けられることが挙げられます。例えば、1階部分はリビング、2階部分は寝室など分けて生活ができます。

私は1Kのメゾネットに住んでいましたが、1階をリビング、2階を寝室として利用することで、1LDKのように生活をすることができました。また、2階部分はスペースに余裕があったので、テレワークスペースとしても活用をしていました。リビングと仕事スペースを分けることで、仕事のオンオフも切り替えやすくおすすめです。

メゾネットで一人暮らしをするメリット③ 騒音トラブルが少ない

上下のフロアを自分で使うため、下の階に足音が響く心配が少ないです。

実際に私が住んでいた物件では、上下左右の部屋の騒音が気になることはありませんでした。階段を上がる音なども下の階に気を使うことなく生活できました。

メゾネットで一人暮らしをするメリット④ 天井が高く開放感がある

こちらは、普通の一人暮らし用の賃貸物件ではまず味わえないメリットだと思います。一般的なワンフロアの部屋と比べて、吹き抜けや高い天井を採用することが多いため、広々とした空間を感じやすいです。

開放感のある家は、精神的なリフレッシュ効果もあるため、家にいる時間がより充実したものになります。

メゾネットで一人暮らしをするメリット⑤ 自然光を取り込みやすい

吹き抜け部分には窓が設置されていることが多く、採光の範囲が広がり日当たりがよくなります。

もちろん、日光が取り込める方角に窓があるかは重要なので、物件を選ぶ際にはどの向きに窓があるかは確認をしましょう。

一般的な部屋の倍、窓があると想像してもらうと分かりやすいかと思います。私が住んでいた物件も吹き抜け部分に窓があり、非常に日当たりの良い部屋でした。特に、高い位置に窓があると採光の範囲が広がるため、日当たりバツグンでした。

メゾネットで一人暮らしをするメリット⑥ 急な来客にも対応しやすい

「一人暮らし中、急に友人を招くことになり部屋が汚くてどうしよう…」と思った経験はないでしょうか。

メゾネットであれば、1階の荷物などをとりあえず2階に逃しておくなどの対応ができるため、1階部分だけ綺麗にしておくだけで気軽に来客の対応もできます。

1Kなどで収納スペースが狭い間取りだと、整理整頓するだけでも一苦労だと思います。私も整理整頓が得意なほうではないので、咄嗟の来客時は、とりあえず荷物を2階にすべて運んでおくということで乗り切ることができました。

メゾネットのデメリットは?住んで分かった少し不便なところ

メゾネットのデメリット① 階段の上り下りが必要

2階部分があるため、どうしても階段の上り下りが発生してしまいます。2階部分を寝室にするパターンが多いと思いますので、毎日、階段を使うのは大変…と思う方も多いかもしれません。

特に、就寝中にトイレに行きたくなった場合などは不便さを感じるポイントかもしれません。

それ以外にも、個人的には急な宅配便の受け取りには苦労をしました。特に寝ているときに荷物が来た場合、ギリギリ応対に間に合うという経験がよくありました。急な宅配以外は、事前に時間指定のタイミングを把握しておくことで、焦ることなく対応できるように心がけていました。

メゾネットのデメリット② 階段での転倒リスクがある

階段の素材によっては、すべりやすいので転倒しないように注意が必要です。また、私が住んでいた物件では、階段がやや急でしたので、上り下りの感覚を掴むのに一苦労しました。慌てて下りたりした場合、転んで頭をぶつけるなどのリスクがあり危険です。

階段の転倒防止には、滑り止めマットがおすすめです。私は、強粘着シールタイプのものを使っていたのですが、粘着が強力すぎて転居時にうまく剥がせず、木造の物件だったので、無理やり剥がしたら階段の表面部分を傷つけてしまいました。無駄な修繕費を取られないように、まずは扱いやすいマットタイプのものをおすすめします。

メゾネットのデメリット③ 階段の掃除がしづらい

一人暮らしの場合、1Kなどであれば一部屋だけ掃除をすればそれで済みますが、メゾネットの場合、最低でも2部屋分の掃除が必要です。

それに加えて、階段も掃除をしなければならないのですが、この階段が意外とほこりが溜まりやすく掃除が大変です。

お掃除ロボットを使っている方でも、階段だけは自分で掃除をしなければならないため、掃除が苦手な方は階段のこまめな掃除がデメリットに感じることもあるかと思います。

メゾネットのデメリット④ 冷暖房の効率が悪いことも

吹き抜けがあると、冷暖房の効率が下がることがあるため、エアコンの設置場所に工夫が必要です。特に、1階、2階、それぞれにエアコンがあるかは内見時にしっかりと確認をしましょう。

私が住んでいた物件も、1階と2階それぞれにエアコンはありました。ただ天井が高い分、真夏や真冬はやや底冷えする日もあったため、サーキュレーターを購入して、空気が効率よく循環するように対応をしていました。

メゾネットのデメリット⑤ 洗濯物を干すのが大変(2階に干す場所がある場合)

室内の1階部分に洗濯機置き場があり、2階部分に干す場所がある場合、洗濯を回したあとに2階に上がって洗濯物を干しにいかなければなりません。

内見をする際には、洗濯機置き場と干す場所がどのような導線になっているかをチェックしたほうがよいでしょう。

メゾネット生活で役立つおすすめグッズ

【階段での転倒リスク防止】階段用 滑り止めマット

階段での事故を防ぐために、滑り止めマットを置くことをおすすめします。多くのマットは置くだけ・貼るだけの簡単設置タイプ。賃貸住宅でも安心して使えます。

また、階段の足音を軽減し、床のキズ防止にも役立つため、メゾネットに住み始めたらまず設置したいものになります。

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【冷暖房効率を上げる】サーキュレーター

メゾネットタイプの住まいは開放的でおしゃれですが、空気の流れが悪くなりやすく、「夏は2階が暑い」「冬は1階が寒い」と感じる方も多いです。

そこで役立つのが、サーキュレーターです。エアコンの冷気・暖気を部屋全体に循環させ、温度差をなくします。

効率よく空気を循環させるために、首振り機能・角度調整ができるものがよいでしょう。また、夜間にも使用できる静音タイプを選ぶのがおすすめです。

まとめ

メゾネットは「マンションの利便性」と「一戸建てのような暮らしやすさ」を兼ね備えた間取りです。一人暮らしでもコスパよく広い家に住みたい!と思っている方にはおすすめの物件です。

ご紹介したとおりデメリットももちろんありますが、どれも対策をすればうまく生活していけるものばかりです。

メリット・デメリットを事前にしっかりと考慮し、自分のライフスタイルに合った住まい選びをしましょう!